スマートフォンのちょっとしたトラブルを自分で修理できたら、時間も費用も節約できますよね。
最近では100均ショップでも高性能な接着剤が手軽に手に入り、スマホのパネル補修やケース修理などに役立つ商品が増えています。
本記事では、ダイソーやセリアで購入できるおすすめ接着剤の特徴や選び方、使用時の注意点をわかりやすく解説します。
さらに、B7000やE8000といった人気接着剤の使い方、耐久性を高めるコツ、失敗しない修理手順まで徹底紹介。
DIY初心者でも安全にスマホを補修できるよう、具体的な手順と安全対策を交えて解説していきます。
100均でスマホ修理するメリット

スマホのちょっとした破損やパーツの浮きを自分で直せたら便利ですよね。
最近では、ダイソーやセリアなどの100均ショップで販売されている接着剤の品質が向上しており、スマホ修理にも活用できるアイテムが増えています。
手軽に購入でき、コストを抑えつつ応急処置ができるのが最大の魅力です。
特にB7000やE8000のような多用途接着剤は、スマホのパネル接着やケース補修にも最適です。
手軽に入手できる接着剤のご紹介
100均では「多用途ボンド」や「スマホ修理向け強力接着剤」などが簡単に手に入ります。
特に透明で乾くタイプは、仕上がりがきれいでおすすめです。
近年では、乾燥後に弾力を保つタイプや、臭いの少ない低刺激性タイプなども販売されており、作業環境を選ばず使用できるのが特徴です。
また、速乾タイプを選ぶことで作業効率が上がり、接着中のズレも防ぎやすくなります。
小型チューブ入りの製品を選べば、細かい作業にも使いやすく、携帯性にも優れているため、出先での応急修理にも役立ちます。
さらに、接着剤のノズル形状にも注目するとよいでしょう。
細口タイプは液だれしにくく、スマホの縁や狭い隙間への塗布に最適です。
使い終わった後はキャップをしっかり閉めて、乾燥を防ぐことがポイントです。
高品質な接着剤とは?
スマホ修理に使用する場合は、耐熱性・柔軟性・速乾性の3点が重要です。
特に耐熱性が高いものは、充電時の発熱や屋外での温度変化にも耐えることができます。
B7000などはこれらを兼ね備え、乾くとゴム状になるため振動にも強いのが特徴です。
さらに、透明度が高く仕上がりが自然である点も魅力です。
耐水性もあり、スマホケースや液晶フレームなどの接着にも対応します。
加えて、硬化後に剥がしても跡が残りにくいタイプを選ぶと、修理後の再施工も容易になります。
これにより、失敗してもリスクが少なく、初心者でも安心して扱えます。
100均でのスマホ修理の注意点
一方で、100均接着剤は純正修理用ほどの強度や耐久性は期待できません。
長期間の使用や高温多湿環境では劣化しやすいため、定期的なチェックが必要です。
液晶パネルやバッテリーなど精密部品の修理は、専門店やメーカー対応が推奨されます。
特にバッテリー付近での使用は発熱リスクがあるため避けるのが安全です。
接着剤の使用はあくまで“応急処置”と捉え、自己責任で安全に行うようにしましょう。
作業の前には換気を行い、手袋を着用するなど安全対策を整えておくとより安心です。
スマホ修理におすすめの接着剤
B7000接着剤の特長と使用方法
B7000はスマホ修理の定番であり、透明で乾くタイプのため仕上がりが非常に美しく、液晶画面の縁部分やケースの固定に最適です。
乾燥後も柔軟性を保つため、衝撃吸収にも優れており、落下によるズレやひび割れを防ぐことができます。
使用時は少量を薄く均等に伸ばし、5分ほど半乾き状態にしてから圧着すると強固に固定されます。
また、接着後に完全硬化するまで24時間程度放置することで、さらに耐久性が高まります。
B7000の魅力は、透明性・弾力性・耐熱性をバランス良く兼ね備えている点にあり、初心者でも扱いやすく、DIY修理の定番として高い人気を誇ります。
E8000接着剤の特長と信頼性
E8000はB7000よりも粘度が高く、より強力な接着力を発揮するプロ仕様の接着剤です。
特にケースや金属パーツの固定に向いており、耐震性・防水性も備えています。
粘着力が強いため、少量でもしっかりと密着しますが、塗りすぎると固まりやすい点に注意が必要です。
硬化後は強固でありながらも一定の弾力を維持し、熱や湿気にも強い特性を持っています。
特に頻繁にスマホを使用する方や、屋外での使用が多い人には信頼性の高い選択肢となります。
E8000は細かな部品の固定やヒンジ部分の補修にも活躍し、プロの修理現場でも使用されることがあります。
剥がし方と補修用シリコン接着剤の利用法
もし貼り直したい場合は、ヘラやピンセットを使って丁寧に剥がすことが重要です。
熱を加えると柔らかくなり、剥がしやすくなります。
ドライヤーを弱風モードで数十秒当てると粘着が緩み、無理なく取り外せます。
剥がした後は接着面の汚れをエタノールで拭き取り、新しい接着剤を薄く塗布しましょう。
また、100均で購入できるシリコン系接着剤は柔軟性があり、再接着や補修にも便利です。
特にケースやケーブルカバー部分など、繰り返しの着脱が多い箇所に向いています。
乾燥後も弾力を保つため、耐久性と使いやすさの両立が可能です。
さまざまな接着剤のタイプと用途
瞬間接着剤の強力さと使いどころ
瞬間接着剤は短時間で非常に強力に固まるため、スマホケースの一部や小さなパーツ、イヤホンジャックカバー、ボタン周辺の補修などに最適です。
数秒で接着力を発揮するため、応急処置にも便利ですが、硬化後は弾力がなくなるため衝撃吸収性には劣ります。
また、熱や振動に弱い部分ではひび割れが起きやすいので注意が必要です。
特にスマホの液晶やバッテリー周辺など、熱を持つ部分には使用を避けましょう。
もしどうしても使用する場合は、接着面を最小限にし、完全硬化後に発熱を伴う操作を控えることが重要です。
さらに、作業中は換気を行い、指に付着した場合は無理に剥がさずぬるま湯に浸してから優しく取るようにしましょう。
エポキシ接着剤の特徴と使用例
エポキシ接着剤は2液タイプで、A剤(主剤)とB剤(硬化剤)を混ぜ合わせることで化学反応を起こし、非常に高い強度を発揮します。
硬化までの時間は30分〜1時間とやや長めですが、その分耐久性や耐熱性に優れ、金属パーツやヒンジ部分、スマホスタンドの補修など、強い固定が必要な箇所に最適です。
また、硬化後は水にも強く、屋外使用にも対応できます。
100均でもミニチューブタイプのエポキシボンドが販売されており、少量ずつ使えるので経済的です。
混ぜる際は付属のスティックを使い、ムラなく混ぜることで接着力を最大限に引き出せます。
接着テープと両面テープのメリット
液体タイプの接着剤を使いたくない場合は、100均の両面テープも非常に便利です。
特に「スマホ修理用強力両面テープ」は貼ってすぐ固定でき、ベタつかず仕上がりがきれいです。
透明タイプを選べば目立たず、剥がす際も跡が残りにくいのが特徴です。
また、厚みのあるタイプを選ぶとクッション性が増し、衝撃にも強くなります。
ディスプレイの仮止めや一時的な固定にも向いており、精密機器を扱う初心者でも扱いやすい点が魅力です。
さらに、ハサミで簡単にカットできるため、細かな箇所にも自在に対応可能です。
100均アイテムを使ったスマホケース修理方法
ダイソーの接着剤活用法
ダイソーでは、B7000タイプの接着剤のほか、耐震ジェルやエポキシボンドも販売されています。
これらの製品は価格以上に性能が高く、特にB7000系は乾くと透明になるため、仕上がりが自然でプロ顔負けの補修が可能です。
また、エポキシボンドは金属パーツやスタンド部分の固定にも使えるほどの強度を持っています。
ケースの割れや剥がれには透明タイプを少量使うと目立たず、指先で軽く均一に広げるとムラなく仕上がります。
作業の際は接着面をきれいにしておくことがポイントで、埃や油分を取り除くことで密着度が格段に向上します。
さらに、乾燥時間を守ることで耐久性もアップします。
パーツの交換とその流れ
壊れたスマホケースのパーツを交換する際は、まず古い接着剤を完全に除去してから新しい接着剤を塗布します。
綿棒やヘラを使って細部まできれいに整えると仕上がりが美しくなります。
乾く前に位置を調整し、しっかり密着するよう軽く圧をかけて固定します。
完全硬化まで24時間ほど待ちましょうが、気温や湿度によって乾燥時間が変化するため、夏場はやや短く、冬場は長めに取るとより確実です。
また、仮固定中にズレが発生しないよう、マスキングテープなどで固定しておくと仕上がりが安定します。
ディスプレイ修理の手順とコツ
液晶画面の縁の浮きを直す場合は、薄くB7000を塗布し、軽く押さえて固定します。
綿棒を使って余分な接着剤を取り除くと、乾燥後も見た目がきれいに保てます。
完全に乾くまでの間、マスキングテープなどで仮止めしておくとずれにくくなります。
より強力に固定したい場合は、数時間おきに圧を加え直すことで接着力が均一になり、長期間安定した補修効果が得られます。
接着剤選びのポイントと注意事項
材料別接着剤の選び方
プラスチック、ガラス、金属など素材ごとに適した接着剤を選ぶことが重要です。
例えばプラスチックには柔軟性のあるタイプ、金属には耐熱・高強度タイプ、ガラスには透明で跡が残りにくいタイプを選ぶのが理想です。
万能タイプの接着剤もありますが、使用目的に合わないと剥がれやすくなったり、仕上がりが悪くなることがあります。
必ずパッケージの用途や使用素材を確認し、対応素材が記載されているものを選びましょう。
さらに、作業環境の温度や湿度も接着力に影響するため、20〜25℃の室温で作業するのがベストです。
寒い時期は接着剤を少し温めておくと粘度が下がり、塗りやすくなります。
剥がれる原因と対処法
接着面に油分やホコリが残っていると粘着力が低下します。
特にスマホケースなど手で触れる機会が多い部品は、指紋の脂が残りやすいため、使用前にエタノールや中性洗剤でしっかり拭き取りましょう。
表面を軽くサンドペーパーで削っておくと、接着剤がより密着しやすくなります。
また、乾燥時間を守らずにすぐ使用すると、内部が完全に硬化しておらず剥がれやすくなるため、パッケージに記載された時間を厳守することが大切です。
気温が低い場合は硬化が遅れるため、少し長めに待つと良い結果が得られます。
衝撃に強い接着方法の秘訣
接着後はすぐに強い力を加えず、しっかり硬化するまで固定することが重要です。
固定にはクリップやマスキングテープを使うと均等に圧がかかり、ズレを防げます。
B7000などの弾力系接着剤を使用すると、落下時の衝撃吸収にも効果的です。
接着層が薄すぎると弾力性が損なわれるため、やや厚めに塗布して均等に伸ばすのがポイントです。
さらに、接着後24時間は水分や高温を避け、完全硬化を待つことで、より長持ちする強固な仕上がりになります。
修理後のアフターケアとメンテナンス
固定を強化するための補修方法
小さな隙間や浮きが出た場合は、再度薄く塗り足して補修します。
補修の際には綿棒やヘラを使って丁寧に均一に塗り広げ、厚塗りにならないよう注意しましょう。
完全に乾いた後、余分な部分をカッターで丁寧にカットすると美しく仕上がります。
必要に応じて、仕上げにエタノールで軽く拭くと接着剤の跡が残りにくく、よりきれいに整えられます。
小さなひび割れの場合は、2回に分けて塗り重ねると密着度が高まり、長持ちする補修が可能です。
また、乾燥時間を長めに取ることで、仕上がりの耐久性も向上します。
日常的なスマホの取り扱い注意点
修理後は直射日光や高温を避け、無理な圧力をかけないようにしましょう。
特に夏場の車内など高温多湿の環境は、接着部分の劣化を早める原因になります。
ケースの脱着も優しく行うことで接着部分の寿命が延びます。
取り外しの際は、角から少しずつ力を加えるようにして、急に引っ張らないことがポイントです。
また、水気のある場所で使用した後は、布でしっかり乾拭きして湿気を残さないようにしましょう。
日常的に清潔に保つことで、接着部の強度を維持し、長期間安定した状態を保てます。
長持ちさせるためのメンテナンスTips
定期的に接着部分を確認し、劣化や浮きが見られたら早めに補修します。
軽度の剥がれなら、再度薄く塗り直すだけで十分対応可能です。
湿気の多い環境では保管場所を工夫し、防水ケースを併用すると効果的です。
さらに、長期的に使用する場合は、年に一度程度のメンテナンスを行うと安心です。
接着面をチェックして、ヒビや色の変化がないか確認し、必要に応じて補修を行いましょう。
スマホを長持ちさせるためには、保管環境・清潔さ・定期メンテナンスの3つを意識することが重要です。
読者からのよくある質問(Q&A)
DIY修理は本当におすすめ?
軽度の破損やケース補修なら問題ありませんが、基板や内部部品の修理は専門店に依頼しましょう。
特に液晶画面内部やバッテリー接続部分などは繊細な構造になっており、誤って分解すると電気系統にダメージを与える可能性があります。
また、無理に分解するとメーカー保証の対象外になるだけでなく、再組み立てが困難になる場合もあります。
修理初心者の方は、まず外観やケースの簡単な補修から始め、内部構造には手を加えないのが安全です。
どうしても自分で行いたい場合は、静電気防止手袋を着用し、分解動画やメーカーガイドを参考に慎重に作業することをおすすめします。
他の接着剤との違いは?
B7000やE8000は柔軟性と耐久性を兼ね備え、スマホの微細な動きにも対応できるのが特徴です。
これにより、落下や温度変化による歪みにも強く、長期間安定した状態を保つことができます。
また、乾燥後も弾力を維持するため、金属やガラスなど異なる素材の接着にも適しています。
一方、一般的な瞬間接着剤は硬化後に割れやすく、応力が集中しやすいため、部分的な使用や応急処置に限定して使うのが理想です。
B7000やE8000のような多用途タイプは、液晶フレーム、背面パネル、ケース固定など幅広い場面で応用可能です。
100均以外でのおすすめ商品は?
より高品質な修理を求めるなら、Amazonやホームセンターで販売されている「LOCTITE(ロックタイト)」シリーズや「セメダインスーパーX」もおすすめです。
これらは耐熱性や耐振動性にも優れており、スマホのほかノートパソコンやカメラなどの電子機器修理にも利用されています。
ロックタイトは硬化スピードが速く、作業効率を重視する人に最適です。
一方、セメダインスーパーXは弾力と防水性を兼ね備えており、長期的に安定した接着力を発揮します。
どちらも信頼性の高い日本国内外のメーカー製品で、プロの修理業者にも愛用されています。
用途に応じて使い分けることで、より安全で確実な修理が実現できます。
安全に関する補足とYMYL(Your Money or Your Life)対応について
このガイドはDIYでのスマホ補修や応急修理を目的とした一般情報を提供しており、医療・金融・法律・安全保障などのYMYL(Your Money or Your Life)に該当する内容は含みません。
記事全体を通して、作業中の安全を最優先にし、換気・保護具の着用・メーカー取扱説明書の確認などを推奨しています。
また、発熱部位や精密回路に近い箇所では接着剤を使用しないなど、読者の安全を守るための注意を随所に加えています。
特に化学製品を扱う際は、メーカーの注意事項を必ず確認し、肌や呼吸器への刺激を避けるため手袋とマスクの着用を推奨します。

